2013年10月28日月曜日

ケニアの旅 2/8 予防接種編

ついに夏時間が終わり、冬時間が始まったドイツ…
しかしながら、ケニアの旅の備忘録はまだ続くのです。

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さて、8月末、オットーさんのお母さんを関西に見送った後、
およそひと月の空白期間を経て、ケニア旅行の準備が再開されました。

ケニア旅行の大半は代理店の方が手配してくださっているので心配ありませんでしたが、
とにかく急ぐ必要があったのが予防接種。特に、黄熱病の予防接種が必須でした。

にわかに必死に調べたところ、日本では接種するのに
特定の医療機関まで行かなければならないところ、
ドイツならば家庭医でも接種可能と分かりました。

しかしながら、我が家はいまだに家庭医を見つけておりません…。
しかも8月はドイツ全土で夏休みムード真っ盛りなため、
そこから見つけても接種がすぐに受けられるか分からない。。

\  __  /
_ (m) _  ピコーン  ハイデルベルク大学に何かあるんじゃない??
   |ミ|     ←こんなのあった。顔文字ってすごいですよねぇ~。
/ `´  \
  ( ゚∀゚)
 ノヽノ |
  < <

大学都市、しかも医学部が強いハイデルベルクなら、
大学病院に何かあるんじゃないかとひらめき(←?)ました。

幸運なことに、語学学校の同級生にハイデルベルク大学の医学系の修士課程を
修了した人がいました。予防接種を受けたことのあるお友達がいるとのことで、
色々調べてくれました。

と…。
ありましたありました。
ハイデルベルク大学熱帯医学研究所(Universtitätsklinikum Heidelberg, Tropenmedizin)に、
各種相談と予防接種を受けられるところが!
毎週火曜日と水曜日の午後2時から4時までだけ受け付けているとのことです。
ただし、予約は不要。

と、ここまで調べてもなお、「ひょっとして、いらないんじゃ…」と微かな期待を捨てない。笑。
なぜならば、黄熱病の予防接種は生ワクチン+筋肉注射だから痛そうなのです…。

が、別の医療関係かつ熱帯の病気の専門家の友人にも聞いてみたのですが、
予防接種を受けておかないと、ケニア入国はできても、
ドイツに帰れない(再入国させてもらえない)のではないかとの回答が…。

ガ━━(゚д゚;)━━ン!!

病気に罹るのはもちろん怖いし、外国人としてドイツに滞在を許可されている身分で
病気を持ち込むのは申し訳ない。そしてオットーさんは色々と面白い人ですが、
遊びで観光旅行してドイツに再入国できないとなると、
さすがに社会人としてはどうなんだろうか。それを敢行した妻ってどうなんだろうか…。

と、いうわけで、予防接種を受けに行きました。前置き長いですね。

予防接種を受けに行ったのは、前出ハイデルベルク大学の熱帯医学研究所。
うわさ通り、予約は必要ありません。

入り口。
このそばに医学部の学食(Mensa)があります。

受付で予防接種を受けたい(そういう人しかいないと思いますが…)と申し出て、
問診表のようなものをもらいます。

あいにく全てドイツ語ですが、名前や住所、予防接種の種類など、
予め自分で分かるところは記入しておき、番号を呼ばれるのを待ちます。

番号を呼ばれていくと、まずは先生とのカウンセリング。
さすがにドイツ語ではまだ難しいので、英語でお願いしました。
先生はマンハイム出身だそうですが、フィリピンを中心として東南アジア
・熱帯地域にいたこともあるそうで、色々とお詳しい。

当初目的のケニア行きのための黄熱病の予防接種はもちろんのこと、
マラリアの予防薬(MARALONE)の処方箋を書いてもらいました。

が、この日はこれで終わるわけもなく、ついでに他の予防接種も受けさせられました。
結果、

オットーさんは黄熱病+A型肝炎の1回目、MMR(おたふく・風疹・麻疹の混合)、
私は黄熱病+MMR、ポリオ(A・B型肝炎と破傷風は昔接種済みだったので
打たずに済みました)。

この他に、ジフテリア(オットーさんは+ポリオ、破傷風)も受ける必要があったのですが、
お薬がないとのことで、翌週に持ち越しになりました。
初回はカウンセリング代(24.47ユーロ×2)と各種予防接種で総額250ユーロほどでした。
決して安くはありませんが、MMRで約45ユーロ/人、黄熱病は約35ユーロ/人だったため、
日本で接種するよりはだいぶ安価かと思いました。

カウンセリングでは、ドイツと比べていかに日本の予防接種の数が少なく、
また心理的な抵抗が大きいかについて説明を受けました。
日本で一時期予防接種を受けない機運が高まっていたことを
少しは知っているつもりでしたが、ドイツ人からするとびっくりなくらい
予防接種を受けないらしいです。。
保険も使えるし、ドイツにいる間に受けて行きなよ~と強く勧められました。

ただ、多分今でも日本で予防接種している日本脳炎は、
「もういいんじゃない?」というくらい根絶に成功しているはずだそうです。

心配していた筋肉注射は、びっくりするくらい長い針(4cmくらいあったよ…)にも関わらず、
あまり強い痛みもなく、オットーさんに至っては刺さった瞬間にぷちっとしたくらいという
軽い痛みで済みました…。

イエローカードデビューしました。
今後も大切に取り扱いたいと思います…。

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2013年10月3日木曜日

ドイツのラーメン屋さん巡り

今日、10月3日はドイツ統一の日(Tag der Deutschen Einheit)。
ちょうど授業でもそのあたりに触れたところです。
東西ドイツの再統一を記念した日です。
毎年イベントがあるようですが、今年はシュツットガルト。

私の学校の先生は西ドイツ、オーストリア、ドイツ語圏外のいずれか出身のようです。
東西ドイツ統一に対して、一般的にドイツ人がどう考えいるのか聞いてみたいものですが、
ちょっと繊細な問題かな~と思うと、もう少し自分でちゃんと調べてからの方が
失礼なく深い話が聞けそうです。

さて、そんな記念日な日に全く緊張感ない話ですが、
麺好きの人というのは、どうやら定期的にラーメンが食べたくなる模様です。
私は一皿でずーっと同じ味を食べなければいけないのがあまり好きではないので、
日本でもドイツでもそんなに食べたいと思わないのですが、
オットーさんは割合ラーメンやつけ麺が好きなようで、たまに恋しくなるようです。

今日の晩御飯はマレーシアで調達した日清ラーメン(トムヤムクン味)だったので、
ドイツに来てから食べたラーメン思い出(?)をまとめました。

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麺処 匠 二代目
デュッセルドルフにあるラーメン屋さんです。
デュッセルドルフはハイデルベルクから車で2時間半ほど。
渡独して2週間くらいの時にオットーさんの会社の方がデュッセルドルフに行くことになり、
一緒に連れて行ってもらいました。噂のデュッセルドルフを見られて面白かったです。

ホテルニッコー前にお店(一代目といえばいいのかしら?)がありますが、
この日は改装中か何かで開いていなかったため、歩いて二代目へ行きました。

記憶が遠くになりすぎていますが、確か、注文したのは赤丸ラーメン。
味は…えーと、美味しかったです。すみません、違いが分からないのです。
麺はちょっと太めだったかしら?
HPによると10.8ユーロとのこと。
ぶれてるところに関心の高低が…。汗。

オットーさんは豚骨ラーメンと餃子定食を頼んでいました。美味しかったそうです。
(↑違いが分からない夫婦)
手前が豚骨ラーメン8.8ユーロ。
奥が餃子定食10.8ユーロ。
デュッセルドルフは日本人が多いだけあって、街中も店内も日本風。
ラーメン屋さんも、実際に行った二代目のお店のそばに別のお店(NA NI WA)という
お店があります。

ちなみにHPを見てみると、匠は日本語メイン、NA NI WAはドイツ語。ふむ…。

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【麺処 匠 二代目】
 営業時間  月曜日 ~ 日曜日 12:00 – 22:00 (←休みなし Σ(゚ロ゚;)?)
 住所     Ost Str.51 40210 DÜSSELDORF
 電話     +49(0)21193654643
 行き方   DüsseldorfのHauptbanhofからトラム707番、Klosterstraße下車 または
        同じくDüsseldorfのHauptbanhofからU-Bahn74番でOststraße下車、徒歩4分。
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■無垢
フランクフルトにあるラーメン屋さんです。
オットーさんの会社の先輩もたまに行くらしいです。
ハイデルベルクからフランクフルト市内までは車で1時間程度の距離です。
列車でも1時間くらいですが、少し駅から離れたところにあるようなので、
駅からはトラムに乗った方がいいかもしれません。
車で行った時は、停める場所を探すのが大変かも。

頼んだのは焦がし味噌ラーメン(だった気がする)。
お店のおススメメニューだったかと思います。
味は…えーと、美味しかったです。やっぱり違いが分かりません…。
あ、でも、匠でもこちらでも違和感なく食べられたということは、
日本と同じくらいの品質なんだと思います。

奥に器がちらっと写っているのが焦がし味噌ラーメンだったと思います。
この写真はオットーさん提供ですが、何ラーメンだったか覚えていない…。
有用性ゼロの情報ですみません。

この他に、餃子とズッキーニの辛子和えも注文しました。
ズッキーニの辛子和えは粒マスタードを使っていたのですがなかなか美味しく、
家でもたまに真似しています。

まだHPはないようですが、トリップアドバイザーや、こちらのブログに詳しいかと。

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【無垢】
 営業時間 平日・日曜日 18:00-23:00、 土曜日12:00-14:30 18:00-23:00、 月曜日休み
 住所     Dreieichstrasse 7, Frankfurt
 電話     +49(0)69 4844 5153
 行き方   トラムの14番または18番でFrankensteiner Platz下車。目の前です。
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夢谷
こちらもフランクフルトにあるお店。
日本の総領事館があるビルからそんなに遠くない場所にあります。

頼んだのはチリタンタンメン(オットーさん)と醤油ラーメン(私)と
単品のチャーシュー、餃子でした。

オットーさん提供写真。8.9ユーロだったかな? 極めて日本っぽいです。

味は…えーと、(略)。
ただ、こちらのお店の麺は、匠や無垢に比べて細く、
日本で売っている生ラーメンや、学食のラーメンっぽい印象でした。
チャーシューがなかなか美味しかったですが、餃子を食べたオットーさんによると、
「家で食べる味の素の冷凍餃子の方が好みである」だそうでした。
偶然なのか、お店の中に油っぽい臭いが充満していて、
17時間超のフライト直後に行ったのはちょっときつかったです。。

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【夢谷】
 営業時間  月曜日~金曜日 12:00-14:30、18:00-23:00 土曜日12:00-15:00 18:00-23:00、
         日曜日休み
 住所     Bettinastrasse 62, 60325 Frankfurt am Main
 電話     +49(0)69 74 74 56 60

 行き方   フランクフルト中央駅より地下鉄U-4で1駅。
        Festhalle / Messe 駅にて下車。徒歩約3分。
        徒歩だと中央駅より徒歩約15分だそうです。
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既に3軒もラーメン屋さんを開拓(?)しました。
日本では、たまにオットーさんに教えてもらったお店に行くくらい
&実家近くの昔ながらの中華屋さんは、時折急に食べたくなりましたが…。

ドイツに来てから行ってみたラーメン屋さんは、どこもハイデルベルクからは
少し距離があります。ハイデルベルク周辺には割合大きな会社や研究所があり、
日本人もそれなりにいるので、ラーメン屋さんがあったら儲かるだろうにな~と思いますが、
ありません。お寿司屋さんは結構あるのですが、ラーメン屋さんは来ないのですかね。

儲かりそうといえば、餃子の王将も儲かりそうですが、海外は中国しかお店がないようです。
餃子なら、ドイツにもマウルタッシェンという餃子に似た食べ物があるので
比較的受け入れやすそうだし、ビールに合うし、ドイツで材料も調達できそうですが、
なかなか難しいんですかね~。

再びオットーさん提供写真。
麺処 匠 一代目(本店?)のだそうです。詳細不明。

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ケニアの旅 1/8 旅の計画(航空券、代理店)編


ドイツ滞在の備忘録を作ろうと思って始めたブログなのに、
ドイツ以外に行った旅行の記事ばかりが続く今日この頃。
決して旅行ばかりをしているわけではありませんが、何といっても、忘れる前に記録…。
ほんと、何でも溜めるもんじゃないですね。

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8月に空港炎上、9月にはショッピングモールでのテロ事件があったケニアはナイロビ。
偶然、事件の合間を縫う形で旅行に行ってきました。

ドイツにいるのに、なぜケニア…といいますと、
学生時代の友人が、この地で働く旦那さんに帯同しているので会うため
&折角なのでサファリで野生動物を見るためです。

別口でガーナでお仕事をしている友人もいるので、
いつかは会いに行きたいのですが、日本からだと、アフリカはなにせ遠い!!

が…ヨーロッパからも遠かったです。
というのも、旅好きなドイツ人のために、フランクフルトから
モンバサ(ケニアの海岸沿いリゾート地)へは直行便があるのですが、
ナイロビまではヨーロッパのどこかまたは中東で乗り換えが必要だったのです。

が、それは仕方ないので、なるべく安価で乗り継ぎの良い安心できるフライトを探しました。

なお、今回使用したのはKLM+ケニア航空の共同運航便。
Sky Scannerで探したのですが、あまり都合が良いチケットがなく、結局はドイツの(?)
swoodooというサイトで探しました。

6月下旬に入ってからぼちぼちフライトを探し始め、
7月に入ってから決めたような記憶が(おぼろげに)あります。
価格はフランクフルト-ナイロビ往復(アムステルダム経由)で一人800ユーロくらい。
ケニア観光は9-10月がハイシーズンだそうなので、比較的安かったかもしれません。

次に、旅行代理店。
6月中旬に紹介を受け、見積もり依頼を出して1週間くらいで決めました。
今回の旅ではナイロビ市内はもちろんのこと、ケニア国内のサファリも回りたいと
思っていました。

治安、現地情報、車の運転技術と知識…どれを考えても
(+どんなにネット情報を探しても!)自分たちで運転するのは現実的ではないので、
空港ピックアップから帰国日までの全行程の車&ドライバーさんを手配してもらうために、
旅行代理店を選びました。

現地の友人から紹介してもらったのは以下の2法人。
  • ホワイトライオン(HPなし)
  • DoDo World

どちらも日本人の方がやっているのですが、前者はほぼお一人で切り盛りしているようで、
とにかく忙しい模様。コンタクトが取りやすかったこともあり、
今回はDoDo Worldさんでお願いしました。

この他にも現地手配可能・日本語可の代理店さんはいくつかあるようですが、
DoDo Worldさんは大変丁寧に対応してくださったり、色々と相談に乗ってくださったこともあり、
もし次に行く方がいたらおススメしたいです♪

さて、無事に代理店も選び、旅程が決まったのは7月末。
費用をケニアの銀行に振り込んだあたりで母の旅が始まり、
準備はしばらくお預けになりました。

DoDo WorldさんにもらったTシャツとステッカー
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2013年9月29日日曜日

母の旅 7/7 フランス・パリ/モンサンミッシェル編

母の旅最終編。
やっとここまでたどり着きました…。

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両家母が揃う期間、長い時間かけてヨーロッパに来るのに
ドイツだけでは詰まらなかろう(?)
&折角ならパリに留学中の姪っ子さんに会えたら良かろう
&モンサンミッシェルに行きたい(by オットーさん)ということで、
3泊4日でパリ/モンサンミッシェルの旅を計画しました。

が。。
母が体調を崩してしまったので、フランスへはオットーさん家で行ってもらうこととし、
母と私はハイデルベルクでのんびり過ごしました。
母は日本での家事・仕事の疲れも溜まっていたようなので、
少しゆっくりできて良かったかもしれません。

ちなみに行くはずだった旅程は以下の通り。

1日目:ハイデルベルク→パリ移動  モンパルナス駅周辺泊
2日目:パリ→モンサンミッシェル移動 島内宿泊
3日目:モンサンミッシェル→パリ移動 オペラ座周辺泊

パリには昔々の学生時代にちょろっと行ったことがあるものの、
先輩駐在奥様から、パリはそれはそれは恐ろしいところであると伺っていたのと、
留学中の姪っ子さん(もう2年くらい済んでいる)ですらも身ぐるみ剥がされたことがあると
きいていたため、ちょっと心配でしたが、何分、今回は私は行っていないので、
何か面白い事件があったかどうかは不明。

というわけで、ここから先はオットーさんとオットーさんのお母さんからの思い出(箇条書き)。

  • パリは大変な人出であった(そりゃそうだ)
  • パリはビールが高かった(小さいグラスで5~6ユーロ)
  • パリのレストラン(レストラン キガワ)は大変美味しかった。また行く
  • モンサンミッシェルは日帰りでよかった
  • モンサンミッシェルの島と陸側を結ぶバスは夜中の1時くらいまで、
    かなりの頻度で走っていたので、ホテルは島内でなくともよい

以上です…。

観光をさっぱりと済ませる場合には、モンサンミッシェル島内では
そんなに時間は必要ないみたいですね。

オットーさんのお兄さんはパリから日本に帰国、
オットーさんとオットーさんのお母さんがパリから戻った翌日の夜便で
我が母は日本に帰国したため、母sの旅はほぼこれで終了。

オットーさんのお母さんは語学に堪能なこともあり、
この後の単独期間にマインツやフランクフルトまで足を伸ばして観光したり、
ハイデルベルクのお城で現地の歌手さんとコラボしたり、
気ままに旅行を楽しまれた様子でした(隠密行動だったため、詳細は不明)。

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母の旅 6/7 ドイツ南部・ツークシュピッツェ編

既に秋のハイデルベルクですが、夏の記録はまだ続きます…。

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ノイシュバンシュタイン城訪問の後は一路ツークシュピッツェのお膝元、
ガルミッシュ・パルテンキルヒェンという街に向かいます。
折角山に行くならばやはり朝が望ましいということで、一泊。
噂ではこの街はドイツで一番名前が長い街だそうです。噂ですがね…。

翌朝、9:15発の列車を目指し、ガルミッシュ駅まで車で移動します。
ここでは、ツークシュピッツェカード(50ユーロ)を購入しました。
登山鉄道、ロープウェイなどは基本的にこのカードで全てカバーされます。

ツークシュピッツェは、頂上までほぼ歩かずに行くことができるほど交通手段が
整っているときいていたため、さぞやお年寄りやお子様が多いかと思っていたのですが、
富士山や山中湖周辺とはかけ離れた静かさでしたよ。。

■ ツークシュピッツェのライブカメラ、登山鉄道時刻表等 → ツークシュピッツェHP
※日本語もあります

さて、我々一行は途中のアイブゼー駅までは登山鉄道で。
その後はケーブルカーに乗り換えて、一気に頂上に向かいます。所要時間は10分ほど。
高所恐怖症ではないものの、クリフハンガーとか諸々映画を思い出してしまい、
結構恐怖な感じのケーブルカーでした… (((。・´ω`・。)))オォ怖~ 

なお、登山鉄道でも頂上直前のツークシュピッツプラットまで行くことが可能ですが、
その後でケーブルカーに乗り換える必要があります。所要時間は1時間ほどです。


ケーブルカーを降り、駅の外に出たら快晴!


更に頂点を極めたい方のために、「命の保証は致しません」ゾーンも用意されています。

登っている人もいます。

ちゃんとした登山装備と
経験がある人はどうぞ的な案内でした。
ひとしきり頂上を見て回った後は、別のケーブルカーでツークシュピッツプラットへ移動。
復路はここから登山鉄道を使うことにしました。

左からオットーさん母・我が母・オットーさん・オットーさん兄
急こう配だからケーブルカーなんでしょうけど、ドキドキ…。

ここでは万年雪上で滑ってもよい無料橇があったため、三十路3人は試してみました。


オットーさんの後ろ姿

帰り道はヴィースの大聖堂に寄りながらハイデルベルクへ戻る予定でしたが、
母が体調を崩してしまったため、オットーさんのお兄さんに簡単に診察してもらい、
エアバルトというオーストリアの街で体温計やポカリスエット的なものを購入して帰途に就きました
(薬局の人のお嬢さんが日本に留学してるとかで、サービスでミントくれました)。

そうそう、ノイシュバンシュタイン城からも、ハイデルベルクへ帰る時も、
途中でオーストリアとドイツを出たり入ったりします。
陸路での国境越えがない日本から来ると、何度あってもちょっと興奮しますね。

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母の旅 5/7 ドイツ南部・ノイシュバンシュタイン城編

やっとスイス編が終わりましたよ…。
気が付けば、ハイデルベルクはすっかり秋です。
8月後半から、ビックリするほど涼しくなっていましたが、
昨日(9/28・土)は Heidelberg Herbst という秋祭りまで開催されていました。
来年のカレンダーもお店に並び始めています。

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さて、母の旅。
スイスに戻った翌日にはオットーさんのお母さんとお兄さんが合流です。
両家母が揃うのは1週間程度のため、この1週間に旅行を計画しました。

まずは折角ドイツに来たということで、ドイツ最高峰 ツークシュピッツェへ。
標高は2,962m、スイス・オーストリアとの国境に位置しています。

が、ここから1時間ほどの場所にディズニーのシンデレラ城のモデルになったという
ノイシュバンシュタイン城があるため、ここも併せて観光することにしました。

6月終わりから乗用車を貸してもらえるようになったので、車で向かうことにしました。

1日目、朝9時にホテルで集合 → 5時間余り運転(オットーさん)。。

長い車旅行でしたが、途中、サービスエリアでのお茶や有料トイレにも
両家母は好奇心をもって対応してくれて助かりました。
が、ハエの多さには驚いた模様。

さて、ノイシュバンシュタイン城はガイドツアーで回ることになっています。
そのため、オットーさんがネットで予約してくれていた時刻に間に合うためにひたすら南下。

■ ガイドツアーの詳細→ホーエンシュバンガウ チケットセンター

ちなみにツアーでガイドさんが使う言語は英語かドイツ語だそうですが、
オーディオガイドでは日本語、スペイン語、タイ語等多くの言語があります。

ノイシュバンシュタイン城に続くフュッセンという街を出ると、あとはほぼ一本道です。
想像していた通り、ものすごい渋滞でしたが、何とかガイドツアーチケットの交換所まで
たどり着きました。

予約票と引き換えにガイドツアーのチケットを入手し、今度はお城まで登ります。
バス(1.8ユーロ)または徒歩40分ですが、だいぶ前から渋滞が始まっていただけあって、
とてもじゃないけれど乗りきれないほどの数のお客さんが列をなしていたため、
歩いてお城まで行くことにしました。

前日、ドイツに着いたばかりで疲れているはずのオットーさんのお母さんですが、
お兄さん・オットーさんと一緒に元気に登っていきます(山ガールのわが母は言わずもがな)。

ガイドツアーの集合場所で自分たちの番号と始まる時刻を確認し、一息つきます。

しかし、待てども待てども何の音沙汰もない…。

実は、集合場所からさらに少し登ってお城の城門の中に入る必要があったらしく、
ツアーの始まる時刻を少し過ぎてからあたふたと登って行きました。

無事、入場はできましたが、お城の中の撮影は原則禁止でした。
お城や築城したルートヴィヒⅡ世については、書籍でもネットでも沢山の情報があるので
割愛しますが、本当にお城の中は豪華でした。

トラックやユンボがない時代に、よくぞあんな場所に建てたなぁ~程度の
印象しかない状態で観光に行ったのですが、その分、驚きが大きかったのかもしれません。
すごい数の職人さんや当時の最先端の技術が投入されたんだろうなぁ~…と、
想像するだけでも楽しいお城でした。

また、ルートヴィヒⅡ世の胸像(ツアーの始まるところにひっそりあります)は、
絵画で見るよりずっと二枚目で、当時、ヨーロッパで一番美しい王様と言われたのも
何だか納得な鼻筋でした。

マリエン橋というつり橋から眺めるノイシュバンシュタイン城とフュッセンは
絵葉書のようでした。

マリエン橋から眺めたところ
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2013年9月18日水曜日

母の旅 4/7 スイス・帰り道編

とうとうスイスからドイツへ帰る日に辿り着きました…。
宿題って溜めるものじゃないですね。ハイ。

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【3日目の経路】
怪しい地図再び。緑が経路です。
本物はこちら→ SBB SFF FFS
(SBB SFF FFS地図より一部改編)

翌日はのんびり…のつもりが割合朝早く目が覚めました。

朝なら山も美しかろうということで、朝ごはん前にお散歩です。

きっと高級ホテルだろうなぁ~というホテル(Victoria-Jungfrau。実際高い模様)の前からは、
ユングフラウヨッホがよく見えます。リンクの写真はいまいちだけれど、実物は素敵w。
おぉっ!

望遠鏡で見たくもなりますわ。

泊まった宿は、不思議な色の雪解け水が流れる川のほとりです。
せっかくなので、朝ごはん後にも関わらず、パン屋でパンを購入し、岸をぶらぶら…。
白鳥(アグレッシブ)を餌付けてみたり、地元の人のお犬様に遊んでもらったりしながら
まったり過ごしました。

水面と陸が近い…。
雪解け水の量は一定だから、氾濫に備えた土手がいらないのかしら?

この日はドイツに戻る日でした。
もちろん列車が早くて便利なのですが、折角なので船で途中まで行ってみることに。

インターラーケン・ヴェスト駅の後ろにある船着き場からは、1時間に1本くらいで船が出ています。スイスは鉄道網が非常に発達しているため、トゥーンかシュピーツまで行こうという
ざっくりとした計画で乗り込みます。
閑散とした船着き場。

名前がヒンデンブルグ号じゃなくてよかった。

不思議な色のトゥーン湖を船は進みます。



トゥーンまでは2時間ほど、シュピーツまでなら1時間ほどです。
結局シュピーツで降り、そこからバスに乗り換えて駅に向かいます。
ここのバス停の時刻表は調べていなかったのですが、
船の到着に合わせて待っていたようなバスにギリギリで乗れました! 
バスは1時間か30分に1本ほどしかないようで、船の到着に合わせているようですが、
バスに乗れないと駅まで30分ほど、結構な坂道を徒歩で行かなくてはなりません
(タクシーを使えという説もある)。
乗り場は、船着き場から喫茶店を過ぎて50mほどでした。

再び鉄道に乗り込み、えんやこらえんやこらとバーゼルへ。
フレキシーパスのおかげで、スイス国内ではほとんど切符を買いませんでしたが、
ドイツに戻るため、駅の窓口でバーゼルからハイデルベルクへの切符を買います。

この日は日曜日で、大層な行列でした。
後ろに並んでいたでっかいおじさんに話しかけられ、おしゃべりしていたら、
サッカーのチケット(スイス-ブラジル戦。2年に1回、ブラジルがスイスに来て
対戦するそうな)を買いに来たとのこと。駅の窓口でサッカーのチケットが
売っているのかと驚きましたが、ネットだと席の相談ができない上、
日曜日はほかの店はどこも閉まっているから駅まで買いに来たと…。
残りの席が少なそうだし、私は急いでいなかったので、せめて先にどうぞと申し出ましたが、
「大丈夫! ここで焦っても仕方ないし、待って、慎重にしていた分だけ
良いチケットがあるはずだから~」と爽やかに遠慮されました。
ガツガツしていない感じがいいなぁ~とほっこりしました。

その後、無事に列車のチケットを手に入れ、ついでにスイスビールと
駅にあるSprüngliのショップでケーキとチョコレートを手に入れてドイツに帰りました。
Sprüngliのお菓子は高いけど美味しいので、スイスに来るとつい買ってしまう…。
スイスのお土産には一番と思いますYO!!
開けるのが待ちきれない!!

が、購入したのはミニチュアケーキ。
サンドイッチとかお食事系も美味しいです。
はぁはぁ…。
これにてスイス編は終わり。
長い(?)旅でした…。
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母の旅 3/7 スイス・インターラーケン編

勢い余って(余らせて?)3日目まで書き切りたかったのですが、
気が付けば9月も終盤…。スイスも今頃は冬支度を始めているに違いありません。

ちょうど昨日お会いした先輩駐在奥様と、
「旅の記録は、すぐに書かないとどんどん書く気がなくなる」とお話したところ。。
次の旅は明日からのため、今日中にもう少し頑張りたい…。

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さて、母の旅は2日目を迎え、インターラーケンに向かいます。
インターラーケンといえば、ユングフラウヨッホの玄関口。
グリンデンワルドなど、「これぞスイス!」的な景観広がる観光地に行くのに通ります。
当初、フィッツナウを経由して、船にも乗りつつインターラーケンに向かう予定でしたが、
乗り換え時間を考えて、結局全て列車で向かうことにしました。

怪しい地図。緑が経路です。
本物はこちら→ SBB SFF FFS
(SBB SFF FFS地図より一部改編)
出発は朝9時。
母はまだ時差ボケがあるかと心配していたのですが、私よりすっきりお目覚めでした。
←山ガール。

1日目と同じ登山鉄道に乗り、またアルト・ゴルダウへ向かいます。
フィッツナウ行きの場合は、途中で赤い電車に乗り換えますが、このまま青い電車です。
アルト・ゴルダウからはインターラーケンまでは乗り換えなしで行くことが可能な列車を
選びました。

…が、何だか不具合があったようで、途中駅のシュピーツで降ろされ、
バスでインターラーケンまで行くことになりました。

スイス国内なので、英語(&フランス語、イタリア語)でもアナウンスがあると思いきや、
ドイツ語のみ。。

シュピーツで停まるので、インターラーケンまでバスに乗れと言っていることは、
何となく単語で分かるのですが、理由は(もちろん)分かりません ( ̄^ ̄)>エッヘン ←?

ともかく、バスに乗らねばインターラーケンに行けないことが明らかなため、
バス乗り場へ急ぎます。

大半の観光客はインターラーケンを目指すらしく、バス乗り場は大混雑。
日本だったら駅員さんが誘導したり行列を作ってくれたりしそうですが…ともかくカオス。
普通の路線バスに突っ込まれました。
何とか乗り込んだバスに30分ほど揺られ、13時頃にインターラーケンに着きました。

ちょうど駅前(インターラーケン・オスト駅)に着いたので、
ユングフラウ鉄道の空席と眺め(ライブカメラがある)を確認したところ、
今日はすでに満席&昼過ぎのユングフラウヨッホ駅は霧の中。。
母と相談し、今日のクライネシャイデックまでの様子を見て、
明日の朝ユングフラウヨッホに行くかどうか決めようということになりました。

さて、宿に向かい、大きな荷物を降ろします。
身軽になって、一路グリンデンワルドとクライネシャイデックを目指しました。

(前日の夜に熟読した)地球の歩き方によると、グリンデンワルドは大層美しい場所のようです。

列車はとんつく進み、それはそれは美しいスイスの風景が流れて行きます。

そして…

おおぉ。
ハイジの世界です。
パラグライダーをしている人がいます。

グリンデンワルドからクライネシャイデックへは、更に列車を乗り換えますが、
壁と天井のかなり大きな範囲がガラス張りで、景色を眺められるようになっています。
圧巻のアイガーも見えます。

多くの登山家が挑戦し、ここで亡くなった方も少なくないというのが納得の斜面。。
どれだけ大変なのか、もはや想像すらできません。

ところで、登山についてはまったくの素人ですが、登山に挑戦する人って、
ほんとにすごいなぁ~と思います。細心の注意と緻密さ・慎重さをもって準備をしても、
どうなるか分からない。しかも当然自分の足で登って下りなくてはいけない。。
全ての過程において、自分との闘いにほかならないと思うのですが、
それまでもを楽しめるのでしょうねぇ~。すごいなぁ~。


母(山ガール)の後ろ姿
さて、そんなこんなでクライネシャイデックに到着しました。
インターラーケンのライブカメラで見たとおり、ユングフラウは雲(霧)の中です。
ちなみに、雲と霧の違いは、接地しているかどうかです。
10年以上前に習った知識をふと思い出します。

ここで雲の中のユングフラウを目の当たりにしたことと、
ユングフラウヨッホに登っても、登っている自分の姿もユングフラウの全景も見られない
&登山鉄道(赤)に乗っても、乗っている自分は見られない(←当たり前)ということを再考し、
あっさり翌日のユングフラウ鉄道はやめることにしました。
母娘ふたり、この日は山々がキレイに見られるハイキングコースを少し歩きました。

サービスのためか(?)、ハイキングコースにスイス牛が繋がれています。
勤務環境として結構いいのかもしれない。

ひとしきりアルプスの風景を満喫した後、クライネシャイデック駅に戻り、
帰りはラウターブルンネン経由でインターラーケンに戻ります。

列車は進み、あっという間にインターラーケン。
街並みを眺めつつ宿に戻りました。

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2013年9月2日月曜日

母の旅 2/7 スイス・リギ編

息切れしながら綴る旅の記録…。
そろそろ次の旅も迫っているため、さくさく進めたいところですが、
日々、雑事と煩悩に追われています。これもよく記録しておこう…φ(._.*)カキカキ

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さて、いよいよスイスの旅。
スイス旅の2日前に実家の母がドイツに到着したので、
その翌日には母が時刻表を調べ調べ考えてくれたプランと
無事に届いた(ばかり)のスイスフレキシーパスを握りしめ、
ハイデルベルク中央駅に向かいました。

全体的な経路はこんな感じ↓

1日目:
ハイデルベルク ⇒ アルト・ゴルダウ経由 ⇒ リギ・クルム (→リギ・クルム泊)

2日目:
リギ・クルム ⇒ インターラーケン ⇒ グリンデルワルト ⇒ クライネシャイデック
 (→インターラーケン泊。可能であれば当日または翌朝ユングフラウヨッホも)

3日目:
インターラーケン ⇒ トゥーン ⇒ ハイデルベルク 

2日目以降は予定も変わるので、まずは片道でリギ・クルムまでのチケットを買います。
スイス入国後、リギ・クルムまではパスでカバーされるため、
バーゼルSBB(ドイツとスイスの国境駅)までのチケットです。

更にその翌日、いよいよ旅の1日目です。
午後、ハイデルベルクを出発。まま遅れる鉄道にびくびくしつつ、
無事にバーゼルSBBで乗り換え、アルト・ゴルダウへ辿り着きました。

アルト・ゴルダウから先は登山鉄道ですが、駅が少し離れているはずです。
ちゃんと時間通りに辿り着けるかしら…と、これまたびくびくしながら(←小心者)
歩いて行くと、駅が見えてきました!

びっくりするほど小さいですが、小雨が降る中歩いて行ったため、すごくホッとしました。

普通の街中にちょこんと列車が現れます。

車窓から見た駅。これだけです。

早速電車に乗り込み、発車を待ちます。

しかしながら、…なにぶん霧模様。。目的地のリギ・クルムに着いてからも霧の中です。
ホテルは駅の目の前のはずですが、ちょっと間違えたら遭難するんじゃないかというくらいの霧。。

麓の景色が見えそうなものですが…霧。

母の後ろ姿。赤なので目立って助かります。

この日、リギ・クルムでは星空を眺めたいと母は申しておりましたが、
あまりの霧の深さに半ば諦めていました。
せっかく遠路はるばる来たのになぁ…残念無念と思っていました…。

が、日ごろの母の行いが良いのでしょうか、幸い小一時間ぼーっとしていたら、
若干ではありますが、晴れてくれました!!

夕焼けはキレイでした☆

この夜は、ドイツでは久しく口にしていない生卵(←!)入りスープを食し、休みました。

ついでに、すこしばかり翌朝の写真。
リギ・クルムはかのリッツ・カールトンの創業者であるセザール・リッツが
若かりし日に修行したという伝統あるホテルだそうです。
もちろん、今は普通の山岳ホテルになっており、気軽に宿泊できますが、
昔々は宮殿のようなホテルのある高級リゾートだった模様。

晴れ渡った山頂から眺める湖(多分Luzern湖)やアルプスの山々は格別です。
聞こえてくるのは、からからというカウベルの音だけです。

こういう風景だったんですね~。笑。

手前の電気柵を見て、学生時代の友人(素手で触った)を思い出しました。

登山鉄道であっという間に下界へ。
途中の駅からリギ・クルムを眺めたところ。
「静謐」という言葉をしみじみと噛みしめた夜&朝でございました。


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2013年8月24日土曜日

母の旅 1/7 スイス・事前準備編 

ますます涼しくなったハイデルベルクよりこんにちは。
我が家の今日の気温は、最高気温25/最低気温13℃との予報でした。
日中の日差しも少し弱くなり、日の入りも随分早くなりました。

と、そんな中、灼熱の日本より実家の母とオットーさんの母(+兄)が
ドイツに遊びに来てくれました。

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母達はそれぞれ2週間ほどの滞在でしたが、到着日を1週間ほどずらしました。
実家の母が先に来たので、まずは、母娘で23日でスイスに行ってきました。

私はスイスには何度が行ったことがあるのですが、大抵街中にいたため、
スイスアルプスの見どころなど、知識は皆無。。母に調べてもらい、
1日目はリギに、2日目はインターラーケンに行くことにしました。

さて、スイスといえば物価が高く、もちろん列車の切符もお高い…( ̄△ ̄)

なので、母が色々と調べてくれたスイスフレキシーパス(セーバー)を事前に購入しました。
スイス国内移動のチケットは色々あるのですが、今回購入したものは
一部の観光列車(氷河鉄道とか)を除き、普通の列車や船、バスを無料で利用できる上、
観光列車も半額利用可能という内容です。二人以上で同一旅程で行動するため、
購入時にはさらに15%割引です。

チケットはレイルヨーロッパという第3セクターの会社のHPで購入できるようなのですが、
母から、

「なんかね~、すごく高いのよ~。観光局のHPに書いてあった金額よりだいぶ高いの~」

と言われ、半信半疑で調べてみたところ、確かに、レイルヨーロッパの
日本語のページだと金額が高い。。

例えば、今回購入したスイスフレキシーパス(セーバー・3日分・2等)の場合、
金額は以下のように異なります。


スイス観光局HP       → 216CHF ≒ 23000
レイルヨーロッパ日本語版 → 38000円(手数料除く)
レイルヨーロッパ 英語版 → 217EUR (手数料除く) ≒ 28000


うーむ。小市民の我々には受容しがたい金額差です。




(*゚‐゚)ぼぉー・・そもそも、スイス観光局HPに記載されている金額はどこから…?




(゚Д゚) はっ! SBB CFF FFS(スイス鉄道会社)のHP見ればいいんじゃない!?




というわけで、最終的にはSBB CFF FFSHP(Ticket Shop)にて
無事に外国人向けのチケット販売ページを発見して(多分)最安値(221CHF)で購入し、
自宅に郵送してもらうことにしました。
※手数料はこの他20CHF必要でした。
※チケットは自宅郵送または国境の駅及び国際空港でのピックアップが可能です

なお、購入後、最短でも3営業日は必要と案内されていたにも関わらず、
チケットは2営業日で手元に届きました。

当地に来てから、日本で考えられないような(脱力する)ことが起こることが結構あったので、
今回は滅多にない嬉しい出来事でした。

しかししかし、日本語ページで売られているチケットは、どうしてあんなに高かったのかしら。。
手数料除いた金額でも10000円くらい違うため、差が大きすぎるように感じました。
HPが日本語だからでしょうか? 確かに日本語ならアクセスはより容易ですが。。
日本語版HPの制作コストを回収している最中なのかしら。。
ただ、英語が苦手でなく、空港や鉄道の駅で受け取る時間があるのであれば、
SBB CFF FFSのHPでの購入が一番安価かもしれないなぁと思いました。

一番上のがチケット。
請求書、スイスの路線図とともに郵送されてきました。

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なお、両家母が揃う時の旅行としては、以下の2件を計画しました。
ぼちぼちまとめて忘れないようにしたいと考えてます。。

1) ドイツ南部観光(1泊2日)
ツークシュピッツェというドイツ最高峰が南部にあります。
先輩駐在奥様から、ここなら頂上まで列車かロープウェイで行けるし、
あまり歩かないと教えて頂き行くことにしました。

2) パリ・モンサンミッシェルの旅(3泊4日)
オットーさんの従妹(義母からしたら姪)がパリに留学中、かつ
オットーさんがモンサンミッシェルに行きたいというので計画しました。

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2013年8月12日月曜日

夏の思い出。果物のみなさん。

暑さに耐えかねて、とうとうスーパーで氷を購入したところ…




秋の気配がやってきました ( ̄□ ̄;)!!





いや、気のせいかもしれませんが、この数日でハイデルベルクは随分涼しくなりました。

うーん。このまま秋と冬が来るのでしょうか。。ドイツ初心者なので分かりません。。
去っていくとなると、途端に残念に感じ始めますが、手遅れになる前に夏の思い出をば…。

ドイツ1年目、せっかくなので、日本で食べたことがないものをたまに試しています。

が、野菜類はハードルが高いので、切ってすぐに食べられる果物類がメインです。

最近は日本でも色んな果物を栽培したり輸入したりしているし、
特にケーキ屋さんにでも行けば、見たことのないような不思議な果物や、
自分ではなかなか手が出ない果物を使ったケーキ何かが沢山ありますが、
ドイツで初めて見たな~というものがいくつかありました。
特に印象深かったのは以下の2点。

1) ひしゃげた桃
PfirsichSaturn というらしいですよ~。

夏の初めくらいからスーパー等で見かけていました。
丸い柔らかな桃に慣れているので、初めて見た時は衝撃的でしたが、味は普通でした。
触感はだいぶ硬いです。日本で間違って硬い桃を買ってしまった時くらいの硬さかしら。。

若干剥きにくい(どうやら皮は剥かずに食べる物のようですが)のと、
可食部が少ないのとでリピートはしていません。
その後、桃味の物が食べたい時は、ネクタリンを食べるようになりました。

ちなみに、「桃(Pfirsch)」と「ネクタリン(Nektarine)」の違いは
表面に毛が生えているかいないかだそうな。

手のひらサイズ。
日本の桃より硬く、しっかりしている感じです。

切ってみたところ。

種は結構大きい。可食部少ないな~。。
2) スイカ風のベリー
こちらはStachelbeereというそうですよ~。

日本語だとセイヨウスグリというらしいです。
うっすらスイカ風に見えましたが、「beeren」とあったのでベリーだなぁ~とざっくり理解。
8月に入ってからは見なくなったので、旬の季節はだいぶ短いようです。

ジャムなどに加工できるようですが、とりあえず生で食してみました。
甘酸っぱいような草っぽいようなワイルドな味わいでした。
触感は、ややぬるぬるしていました。
決して好みの味ではないのですが、旬の短さと相まって、
もしかしてドイツ的には夏の味なのかしら~と思いました。

ごろごろとパックに入っています。

スイカ風のビジュアルながら、だいぶ小さい。
直径2cmくらいでしょうか。

またそのうち変わった物があったら試してみよう。。

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2013年7月29日月曜日

ストラスブール、コルマールを訪れて。 2/2 コルマール編

ストラスブール、コルマールを訪れて。 1/2 ストラスブール編

続き。
普段、運動不足なのにテンションあがりすぎてストラスブールを満喫したため、
翌日は11:43に起きました。ホテルのチェックアウトは12:00…。

ばたばたしつつも次の目的地コルマールへ。
コルマールは「ハウルの動く城」で風景が使われた場所とのこと。

事前に「ハウルの動く城」を見直して勉強しておくか~
なんて思っていたものの、オットーさんも私もすっかり忘れてふらふらと旅に出たため、
例のごとくぶっつけ本番…。

そんな我々を心配してか、chalsuke先輩が見どころをメモしたメールを下さいました。

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観光スポットリスト
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・頭の家(Maison des Têtes) 
・プフィスタの家(Maison Pfister)
・旧税関(Ancienne Douane) 
・プティットヴニーズ(Petite Venise) 
・+町並み、 吊り看板
・ 絵はがきをみたアンリのお店は、プフィスタの家の向かい
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chalsuke先輩、ほんとにありがとうございます m(_ _*)m 

+αでオットーさんが急遽ネットで検索した情報と併せて、
コルマールに向けて出発しました。

再び適当な脳内地図。
Googleマップのちゃんとした使い方、
研究室でご一緒したつっちーさんに教えてもらいたい。笑。

ストラスブールからコルマールへは、1時間ほど。
こころなしか、ドイツよりも狭いフランスの高速道路(国道か?)を南へ向かってひた走ります。
お気楽な助手席なので、あっちを見たりそっちを見たりです。西側にはヴォージュ山脈と
ワイン用のブドウ畑が広がっていました(写真はない)。

オットーさんも私もあまりお酒を飲まないのであっさりスルーしましたが、
ストラスブール~コルマールの間は「ワイン街道」の一部であり、
沢山のワイン農家や居酒屋、そして古いかわいらしい村々があるようです。
今回は慌ただしかったこともあり、足を延ばせませんでしたが、
次回はゆっくりと村々を訪問してもよいかもしれません。

さて、コルマール。
ジブリ映画の舞台となるだけあって、かわいらしい街並みでした。
人がいなくなったタイミングを狙って写真を撮っていたので分かりにくいかもしれませんが、
沢山の観光客の方がいました。そこかしこから聞こえてくるドイツ語、フランス語、英語…。
まだ習いたてではありますが、フランス語よりもドイツ語を耳にするとホッとしました。
(とはいえ、フランス語とドイツ語がちゃんぽんになり、結局アウアウ言って終わりました( ̄Д ̄;;

:ジブリの方たちが宿泊したという「頭の家」 中央:ハウルの家のモデル      :なんだかかわいい街並み

普通の生活が営まれているのでしょうが、とにかくかわいらしい~。観光客マインドをくすぐります。

ボートトリップで回ることができる水路。すごく低い橋の下をくぐったりしてました。

ところで、ストラスブール、コルマールはコウノトリ(シュバシコウ)+フォアグラ推しの模様です。
ストラスブールよりも、より力強くコウノトリを押し出した店構えが目につきました。
頭にかぶるコウノトリ帽子など、旅の記念になりそうなものがてんこ盛り。。

我らがGoogle先生経由Wikipedia図書館によりますと、
ストラスブールではコウノトリ(シュバシコウ)を飼育しているようです。
天然ではほぼ(←ほぼ?)絶滅しているようですが、ストラスブール、コルマールと沼沢地に
立地しているので、水鳥であるコウノトリ(シュバシコウ)が生息していたというのは納得。

庇の上に飾られているほか、全力で吊るされています。


入り口のすぐ上、飛び立つ準備ができています。

ちなみに、ストラスブール、コルマールとも水路が多いので、虫さんも多そうでした。
昔は衛生状態を保つのが難しかったんじゃないかな~なんて思っていましたが、
かつて、アルザス地方ではマラリアが蔓延して風土病だったとの情報がありました。
※今は撲滅されているとのこと。

もうひとつ、街中を歩いていて面白かったのが、2階以上が張り出している木組みの住居。
ストラスブールで歩いている時にchalsuke先輩に質問してみたら、どうやら昔々は1階の
敷地面積に対して税金がかけられたために、税金対策として、1階を小さく2階以上を
広くしたそうだとのこと。コルマールにも庶民(?)の努力の跡がありました。
※先輩からの情報+個人的にネットでざっくり調べただけなので、公式情報には行きあたっていません
…悪しからず、興味がある人はフランス語でちゃんと調べてください~!
涙ぐましい努力の形跡が感じられます。
木組みの家は、「動産」として扱われたため、これまた税金対策になったそうです。

およそ3時間ほどでコルマール観光を終え、帰途につきました。
オットーさんの高速運転&カーナビさまさまのおかげで、さくっとハイデルベルクへ。

毎回、ざっくりとしか計画を立てずにでかけるオットーさんと私ですが、
今回はchalsuke先輩のおかげで大変充実した旅になりました。
重要な観光スポットを見逃すこともなく、楽しかったです! 
貴重な休日を費やしてくださった先輩、ありがとうございます。
ハイデルベルクでお待ちしてます~!!

待ってます♪
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