2013年9月29日日曜日

母の旅 7/7 フランス・パリ/モンサンミッシェル編

母の旅最終編。
やっとここまでたどり着きました…。

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両家母が揃う期間、長い時間かけてヨーロッパに来るのに
ドイツだけでは詰まらなかろう(?)
&折角ならパリに留学中の姪っ子さんに会えたら良かろう
&モンサンミッシェルに行きたい(by オットーさん)ということで、
3泊4日でパリ/モンサンミッシェルの旅を計画しました。

が。。
母が体調を崩してしまったので、フランスへはオットーさん家で行ってもらうこととし、
母と私はハイデルベルクでのんびり過ごしました。
母は日本での家事・仕事の疲れも溜まっていたようなので、
少しゆっくりできて良かったかもしれません。

ちなみに行くはずだった旅程は以下の通り。

1日目:ハイデルベルク→パリ移動  モンパルナス駅周辺泊
2日目:パリ→モンサンミッシェル移動 島内宿泊
3日目:モンサンミッシェル→パリ移動 オペラ座周辺泊

パリには昔々の学生時代にちょろっと行ったことがあるものの、
先輩駐在奥様から、パリはそれはそれは恐ろしいところであると伺っていたのと、
留学中の姪っ子さん(もう2年くらい済んでいる)ですらも身ぐるみ剥がされたことがあると
きいていたため、ちょっと心配でしたが、何分、今回は私は行っていないので、
何か面白い事件があったかどうかは不明。

というわけで、ここから先はオットーさんとオットーさんのお母さんからの思い出(箇条書き)。

  • パリは大変な人出であった(そりゃそうだ)
  • パリはビールが高かった(小さいグラスで5~6ユーロ)
  • パリのレストラン(レストラン キガワ)は大変美味しかった。また行く
  • モンサンミッシェルは日帰りでよかった
  • モンサンミッシェルの島と陸側を結ぶバスは夜中の1時くらいまで、
    かなりの頻度で走っていたので、ホテルは島内でなくともよい

以上です…。

観光をさっぱりと済ませる場合には、モンサンミッシェル島内では
そんなに時間は必要ないみたいですね。

オットーさんのお兄さんはパリから日本に帰国、
オットーさんとオットーさんのお母さんがパリから戻った翌日の夜便で
我が母は日本に帰国したため、母sの旅はほぼこれで終了。

オットーさんのお母さんは語学に堪能なこともあり、
この後の単独期間にマインツやフランクフルトまで足を伸ばして観光したり、
ハイデルベルクのお城で現地の歌手さんとコラボしたり、
気ままに旅行を楽しまれた様子でした(隠密行動だったため、詳細は不明)。

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母の旅 6/7 ドイツ南部・ツークシュピッツェ編

既に秋のハイデルベルクですが、夏の記録はまだ続きます…。

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ノイシュバンシュタイン城訪問の後は一路ツークシュピッツェのお膝元、
ガルミッシュ・パルテンキルヒェンという街に向かいます。
折角山に行くならばやはり朝が望ましいということで、一泊。
噂ではこの街はドイツで一番名前が長い街だそうです。噂ですがね…。

翌朝、9:15発の列車を目指し、ガルミッシュ駅まで車で移動します。
ここでは、ツークシュピッツェカード(50ユーロ)を購入しました。
登山鉄道、ロープウェイなどは基本的にこのカードで全てカバーされます。

ツークシュピッツェは、頂上までほぼ歩かずに行くことができるほど交通手段が
整っているときいていたため、さぞやお年寄りやお子様が多いかと思っていたのですが、
富士山や山中湖周辺とはかけ離れた静かさでしたよ。。

■ ツークシュピッツェのライブカメラ、登山鉄道時刻表等 → ツークシュピッツェHP
※日本語もあります

さて、我々一行は途中のアイブゼー駅までは登山鉄道で。
その後はケーブルカーに乗り換えて、一気に頂上に向かいます。所要時間は10分ほど。
高所恐怖症ではないものの、クリフハンガーとか諸々映画を思い出してしまい、
結構恐怖な感じのケーブルカーでした… (((。・´ω`・。)))オォ怖~ 

なお、登山鉄道でも頂上直前のツークシュピッツプラットまで行くことが可能ですが、
その後でケーブルカーに乗り換える必要があります。所要時間は1時間ほどです。


ケーブルカーを降り、駅の外に出たら快晴!


更に頂点を極めたい方のために、「命の保証は致しません」ゾーンも用意されています。

登っている人もいます。

ちゃんとした登山装備と
経験がある人はどうぞ的な案内でした。
ひとしきり頂上を見て回った後は、別のケーブルカーでツークシュピッツプラットへ移動。
復路はここから登山鉄道を使うことにしました。

左からオットーさん母・我が母・オットーさん・オットーさん兄
急こう配だからケーブルカーなんでしょうけど、ドキドキ…。

ここでは万年雪上で滑ってもよい無料橇があったため、三十路3人は試してみました。


オットーさんの後ろ姿

帰り道はヴィースの大聖堂に寄りながらハイデルベルクへ戻る予定でしたが、
母が体調を崩してしまったため、オットーさんのお兄さんに簡単に診察してもらい、
エアバルトというオーストリアの街で体温計やポカリスエット的なものを購入して帰途に就きました
(薬局の人のお嬢さんが日本に留学してるとかで、サービスでミントくれました)。

そうそう、ノイシュバンシュタイン城からも、ハイデルベルクへ帰る時も、
途中でオーストリアとドイツを出たり入ったりします。
陸路での国境越えがない日本から来ると、何度あってもちょっと興奮しますね。

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母の旅 5/7 ドイツ南部・ノイシュバンシュタイン城編

やっとスイス編が終わりましたよ…。
気が付けば、ハイデルベルクはすっかり秋です。
8月後半から、ビックリするほど涼しくなっていましたが、
昨日(9/28・土)は Heidelberg Herbst という秋祭りまで開催されていました。
来年のカレンダーもお店に並び始めています。

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さて、母の旅。
スイスに戻った翌日にはオットーさんのお母さんとお兄さんが合流です。
両家母が揃うのは1週間程度のため、この1週間に旅行を計画しました。

まずは折角ドイツに来たということで、ドイツ最高峰 ツークシュピッツェへ。
標高は2,962m、スイス・オーストリアとの国境に位置しています。

が、ここから1時間ほどの場所にディズニーのシンデレラ城のモデルになったという
ノイシュバンシュタイン城があるため、ここも併せて観光することにしました。

6月終わりから乗用車を貸してもらえるようになったので、車で向かうことにしました。

1日目、朝9時にホテルで集合 → 5時間余り運転(オットーさん)。。

長い車旅行でしたが、途中、サービスエリアでのお茶や有料トイレにも
両家母は好奇心をもって対応してくれて助かりました。
が、ハエの多さには驚いた模様。

さて、ノイシュバンシュタイン城はガイドツアーで回ることになっています。
そのため、オットーさんがネットで予約してくれていた時刻に間に合うためにひたすら南下。

■ ガイドツアーの詳細→ホーエンシュバンガウ チケットセンター

ちなみにツアーでガイドさんが使う言語は英語かドイツ語だそうですが、
オーディオガイドでは日本語、スペイン語、タイ語等多くの言語があります。

ノイシュバンシュタイン城に続くフュッセンという街を出ると、あとはほぼ一本道です。
想像していた通り、ものすごい渋滞でしたが、何とかガイドツアーチケットの交換所まで
たどり着きました。

予約票と引き換えにガイドツアーのチケットを入手し、今度はお城まで登ります。
バス(1.8ユーロ)または徒歩40分ですが、だいぶ前から渋滞が始まっていただけあって、
とてもじゃないけれど乗りきれないほどの数のお客さんが列をなしていたため、
歩いてお城まで行くことにしました。

前日、ドイツに着いたばかりで疲れているはずのオットーさんのお母さんですが、
お兄さん・オットーさんと一緒に元気に登っていきます(山ガールのわが母は言わずもがな)。

ガイドツアーの集合場所で自分たちの番号と始まる時刻を確認し、一息つきます。

しかし、待てども待てども何の音沙汰もない…。

実は、集合場所からさらに少し登ってお城の城門の中に入る必要があったらしく、
ツアーの始まる時刻を少し過ぎてからあたふたと登って行きました。

無事、入場はできましたが、お城の中の撮影は原則禁止でした。
お城や築城したルートヴィヒⅡ世については、書籍でもネットでも沢山の情報があるので
割愛しますが、本当にお城の中は豪華でした。

トラックやユンボがない時代に、よくぞあんな場所に建てたなぁ~程度の
印象しかない状態で観光に行ったのですが、その分、驚きが大きかったのかもしれません。
すごい数の職人さんや当時の最先端の技術が投入されたんだろうなぁ~…と、
想像するだけでも楽しいお城でした。

また、ルートヴィヒⅡ世の胸像(ツアーの始まるところにひっそりあります)は、
絵画で見るよりずっと二枚目で、当時、ヨーロッパで一番美しい王様と言われたのも
何だか納得な鼻筋でした。

マリエン橋というつり橋から眺めるノイシュバンシュタイン城とフュッセンは
絵葉書のようでした。

マリエン橋から眺めたところ
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2013年9月18日水曜日

母の旅 4/7 スイス・帰り道編

とうとうスイスからドイツへ帰る日に辿り着きました…。
宿題って溜めるものじゃないですね。ハイ。

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【3日目の経路】
怪しい地図再び。緑が経路です。
本物はこちら→ SBB SFF FFS
(SBB SFF FFS地図より一部改編)

翌日はのんびり…のつもりが割合朝早く目が覚めました。

朝なら山も美しかろうということで、朝ごはん前にお散歩です。

きっと高級ホテルだろうなぁ~というホテル(Victoria-Jungfrau。実際高い模様)の前からは、
ユングフラウヨッホがよく見えます。リンクの写真はいまいちだけれど、実物は素敵w。
おぉっ!

望遠鏡で見たくもなりますわ。

泊まった宿は、不思議な色の雪解け水が流れる川のほとりです。
せっかくなので、朝ごはん後にも関わらず、パン屋でパンを購入し、岸をぶらぶら…。
白鳥(アグレッシブ)を餌付けてみたり、地元の人のお犬様に遊んでもらったりしながら
まったり過ごしました。

水面と陸が近い…。
雪解け水の量は一定だから、氾濫に備えた土手がいらないのかしら?

この日はドイツに戻る日でした。
もちろん列車が早くて便利なのですが、折角なので船で途中まで行ってみることに。

インターラーケン・ヴェスト駅の後ろにある船着き場からは、1時間に1本くらいで船が出ています。スイスは鉄道網が非常に発達しているため、トゥーンかシュピーツまで行こうという
ざっくりとした計画で乗り込みます。
閑散とした船着き場。

名前がヒンデンブルグ号じゃなくてよかった。

不思議な色のトゥーン湖を船は進みます。



トゥーンまでは2時間ほど、シュピーツまでなら1時間ほどです。
結局シュピーツで降り、そこからバスに乗り換えて駅に向かいます。
ここのバス停の時刻表は調べていなかったのですが、
船の到着に合わせて待っていたようなバスにギリギリで乗れました! 
バスは1時間か30分に1本ほどしかないようで、船の到着に合わせているようですが、
バスに乗れないと駅まで30分ほど、結構な坂道を徒歩で行かなくてはなりません
(タクシーを使えという説もある)。
乗り場は、船着き場から喫茶店を過ぎて50mほどでした。

再び鉄道に乗り込み、えんやこらえんやこらとバーゼルへ。
フレキシーパスのおかげで、スイス国内ではほとんど切符を買いませんでしたが、
ドイツに戻るため、駅の窓口でバーゼルからハイデルベルクへの切符を買います。

この日は日曜日で、大層な行列でした。
後ろに並んでいたでっかいおじさんに話しかけられ、おしゃべりしていたら、
サッカーのチケット(スイス-ブラジル戦。2年に1回、ブラジルがスイスに来て
対戦するそうな)を買いに来たとのこと。駅の窓口でサッカーのチケットが
売っているのかと驚きましたが、ネットだと席の相談ができない上、
日曜日はほかの店はどこも閉まっているから駅まで買いに来たと…。
残りの席が少なそうだし、私は急いでいなかったので、せめて先にどうぞと申し出ましたが、
「大丈夫! ここで焦っても仕方ないし、待って、慎重にしていた分だけ
良いチケットがあるはずだから~」と爽やかに遠慮されました。
ガツガツしていない感じがいいなぁ~とほっこりしました。

その後、無事に列車のチケットを手に入れ、ついでにスイスビールと
駅にあるSprüngliのショップでケーキとチョコレートを手に入れてドイツに帰りました。
Sprüngliのお菓子は高いけど美味しいので、スイスに来るとつい買ってしまう…。
スイスのお土産には一番と思いますYO!!
開けるのが待ちきれない!!

が、購入したのはミニチュアケーキ。
サンドイッチとかお食事系も美味しいです。
はぁはぁ…。
これにてスイス編は終わり。
長い(?)旅でした…。
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母の旅 3/7 スイス・インターラーケン編

勢い余って(余らせて?)3日目まで書き切りたかったのですが、
気が付けば9月も終盤…。スイスも今頃は冬支度を始めているに違いありません。

ちょうど昨日お会いした先輩駐在奥様と、
「旅の記録は、すぐに書かないとどんどん書く気がなくなる」とお話したところ。。
次の旅は明日からのため、今日中にもう少し頑張りたい…。

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さて、母の旅は2日目を迎え、インターラーケンに向かいます。
インターラーケンといえば、ユングフラウヨッホの玄関口。
グリンデンワルドなど、「これぞスイス!」的な景観広がる観光地に行くのに通ります。
当初、フィッツナウを経由して、船にも乗りつつインターラーケンに向かう予定でしたが、
乗り換え時間を考えて、結局全て列車で向かうことにしました。

怪しい地図。緑が経路です。
本物はこちら→ SBB SFF FFS
(SBB SFF FFS地図より一部改編)
出発は朝9時。
母はまだ時差ボケがあるかと心配していたのですが、私よりすっきりお目覚めでした。
←山ガール。

1日目と同じ登山鉄道に乗り、またアルト・ゴルダウへ向かいます。
フィッツナウ行きの場合は、途中で赤い電車に乗り換えますが、このまま青い電車です。
アルト・ゴルダウからはインターラーケンまでは乗り換えなしで行くことが可能な列車を
選びました。

…が、何だか不具合があったようで、途中駅のシュピーツで降ろされ、
バスでインターラーケンまで行くことになりました。

スイス国内なので、英語(&フランス語、イタリア語)でもアナウンスがあると思いきや、
ドイツ語のみ。。

シュピーツで停まるので、インターラーケンまでバスに乗れと言っていることは、
何となく単語で分かるのですが、理由は(もちろん)分かりません ( ̄^ ̄)>エッヘン ←?

ともかく、バスに乗らねばインターラーケンに行けないことが明らかなため、
バス乗り場へ急ぎます。

大半の観光客はインターラーケンを目指すらしく、バス乗り場は大混雑。
日本だったら駅員さんが誘導したり行列を作ってくれたりしそうですが…ともかくカオス。
普通の路線バスに突っ込まれました。
何とか乗り込んだバスに30分ほど揺られ、13時頃にインターラーケンに着きました。

ちょうど駅前(インターラーケン・オスト駅)に着いたので、
ユングフラウ鉄道の空席と眺め(ライブカメラがある)を確認したところ、
今日はすでに満席&昼過ぎのユングフラウヨッホ駅は霧の中。。
母と相談し、今日のクライネシャイデックまでの様子を見て、
明日の朝ユングフラウヨッホに行くかどうか決めようということになりました。

さて、宿に向かい、大きな荷物を降ろします。
身軽になって、一路グリンデンワルドとクライネシャイデックを目指しました。

(前日の夜に熟読した)地球の歩き方によると、グリンデンワルドは大層美しい場所のようです。

列車はとんつく進み、それはそれは美しいスイスの風景が流れて行きます。

そして…

おおぉ。
ハイジの世界です。
パラグライダーをしている人がいます。

グリンデンワルドからクライネシャイデックへは、更に列車を乗り換えますが、
壁と天井のかなり大きな範囲がガラス張りで、景色を眺められるようになっています。
圧巻のアイガーも見えます。

多くの登山家が挑戦し、ここで亡くなった方も少なくないというのが納得の斜面。。
どれだけ大変なのか、もはや想像すらできません。

ところで、登山についてはまったくの素人ですが、登山に挑戦する人って、
ほんとにすごいなぁ~と思います。細心の注意と緻密さ・慎重さをもって準備をしても、
どうなるか分からない。しかも当然自分の足で登って下りなくてはいけない。。
全ての過程において、自分との闘いにほかならないと思うのですが、
それまでもを楽しめるのでしょうねぇ~。すごいなぁ~。


母(山ガール)の後ろ姿
さて、そんなこんなでクライネシャイデックに到着しました。
インターラーケンのライブカメラで見たとおり、ユングフラウは雲(霧)の中です。
ちなみに、雲と霧の違いは、接地しているかどうかです。
10年以上前に習った知識をふと思い出します。

ここで雲の中のユングフラウを目の当たりにしたことと、
ユングフラウヨッホに登っても、登っている自分の姿もユングフラウの全景も見られない
&登山鉄道(赤)に乗っても、乗っている自分は見られない(←当たり前)ということを再考し、
あっさり翌日のユングフラウ鉄道はやめることにしました。
母娘ふたり、この日は山々がキレイに見られるハイキングコースを少し歩きました。

サービスのためか(?)、ハイキングコースにスイス牛が繋がれています。
勤務環境として結構いいのかもしれない。

ひとしきりアルプスの風景を満喫した後、クライネシャイデック駅に戻り、
帰りはラウターブルンネン経由でインターラーケンに戻ります。

列車は進み、あっという間にインターラーケン。
街並みを眺めつつ宿に戻りました。

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2013年9月2日月曜日

母の旅 2/7 スイス・リギ編

息切れしながら綴る旅の記録…。
そろそろ次の旅も迫っているため、さくさく進めたいところですが、
日々、雑事と煩悩に追われています。これもよく記録しておこう…φ(._.*)カキカキ

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さて、いよいよスイスの旅。
スイス旅の2日前に実家の母がドイツに到着したので、
その翌日には母が時刻表を調べ調べ考えてくれたプランと
無事に届いた(ばかり)のスイスフレキシーパスを握りしめ、
ハイデルベルク中央駅に向かいました。

全体的な経路はこんな感じ↓

1日目:
ハイデルベルク ⇒ アルト・ゴルダウ経由 ⇒ リギ・クルム (→リギ・クルム泊)

2日目:
リギ・クルム ⇒ インターラーケン ⇒ グリンデルワルト ⇒ クライネシャイデック
 (→インターラーケン泊。可能であれば当日または翌朝ユングフラウヨッホも)

3日目:
インターラーケン ⇒ トゥーン ⇒ ハイデルベルク 

2日目以降は予定も変わるので、まずは片道でリギ・クルムまでのチケットを買います。
スイス入国後、リギ・クルムまではパスでカバーされるため、
バーゼルSBB(ドイツとスイスの国境駅)までのチケットです。

更にその翌日、いよいよ旅の1日目です。
午後、ハイデルベルクを出発。まま遅れる鉄道にびくびくしつつ、
無事にバーゼルSBBで乗り換え、アルト・ゴルダウへ辿り着きました。

アルト・ゴルダウから先は登山鉄道ですが、駅が少し離れているはずです。
ちゃんと時間通りに辿り着けるかしら…と、これまたびくびくしながら(←小心者)
歩いて行くと、駅が見えてきました!

びっくりするほど小さいですが、小雨が降る中歩いて行ったため、すごくホッとしました。

普通の街中にちょこんと列車が現れます。

車窓から見た駅。これだけです。

早速電車に乗り込み、発車を待ちます。

しかしながら、…なにぶん霧模様。。目的地のリギ・クルムに着いてからも霧の中です。
ホテルは駅の目の前のはずですが、ちょっと間違えたら遭難するんじゃないかというくらいの霧。。

麓の景色が見えそうなものですが…霧。

母の後ろ姿。赤なので目立って助かります。

この日、リギ・クルムでは星空を眺めたいと母は申しておりましたが、
あまりの霧の深さに半ば諦めていました。
せっかく遠路はるばる来たのになぁ…残念無念と思っていました…。

が、日ごろの母の行いが良いのでしょうか、幸い小一時間ぼーっとしていたら、
若干ではありますが、晴れてくれました!!

夕焼けはキレイでした☆

この夜は、ドイツでは久しく口にしていない生卵(←!)入りスープを食し、休みました。

ついでに、すこしばかり翌朝の写真。
リギ・クルムはかのリッツ・カールトンの創業者であるセザール・リッツが
若かりし日に修行したという伝統あるホテルだそうです。
もちろん、今は普通の山岳ホテルになっており、気軽に宿泊できますが、
昔々は宮殿のようなホテルのある高級リゾートだった模様。

晴れ渡った山頂から眺める湖(多分Luzern湖)やアルプスの山々は格別です。
聞こえてくるのは、からからというカウベルの音だけです。

こういう風景だったんですね~。笑。

手前の電気柵を見て、学生時代の友人(素手で触った)を思い出しました。

登山鉄道であっという間に下界へ。
途中の駅からリギ・クルムを眺めたところ。
「静謐」という言葉をしみじみと噛みしめた夜&朝でございました。


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