2013年10月28日月曜日

ケニアの旅 2/8 予防接種編

ついに夏時間が終わり、冬時間が始まったドイツ…
しかしながら、ケニアの旅の備忘録はまだ続くのです。

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さて、8月末、オットーさんのお母さんを関西に見送った後、
およそひと月の空白期間を経て、ケニア旅行の準備が再開されました。

ケニア旅行の大半は代理店の方が手配してくださっているので心配ありませんでしたが、
とにかく急ぐ必要があったのが予防接種。特に、黄熱病の予防接種が必須でした。

にわかに必死に調べたところ、日本では接種するのに
特定の医療機関まで行かなければならないところ、
ドイツならば家庭医でも接種可能と分かりました。

しかしながら、我が家はいまだに家庭医を見つけておりません…。
しかも8月はドイツ全土で夏休みムード真っ盛りなため、
そこから見つけても接種がすぐに受けられるか分からない。。

\  __  /
_ (m) _  ピコーン  ハイデルベルク大学に何かあるんじゃない??
   |ミ|     ←こんなのあった。顔文字ってすごいですよねぇ~。
/ `´  \
  ( ゚∀゚)
 ノヽノ |
  < <

大学都市、しかも医学部が強いハイデルベルクなら、
大学病院に何かあるんじゃないかとひらめき(←?)ました。

幸運なことに、語学学校の同級生にハイデルベルク大学の医学系の修士課程を
修了した人がいました。予防接種を受けたことのあるお友達がいるとのことで、
色々調べてくれました。

と…。
ありましたありました。
ハイデルベルク大学熱帯医学研究所(Universtitätsklinikum Heidelberg, Tropenmedizin)に、
各種相談と予防接種を受けられるところが!
毎週火曜日と水曜日の午後2時から4時までだけ受け付けているとのことです。
ただし、予約は不要。

と、ここまで調べてもなお、「ひょっとして、いらないんじゃ…」と微かな期待を捨てない。笑。
なぜならば、黄熱病の予防接種は生ワクチン+筋肉注射だから痛そうなのです…。

が、別の医療関係かつ熱帯の病気の専門家の友人にも聞いてみたのですが、
予防接種を受けておかないと、ケニア入国はできても、
ドイツに帰れない(再入国させてもらえない)のではないかとの回答が…。

ガ━━(゚д゚;)━━ン!!

病気に罹るのはもちろん怖いし、外国人としてドイツに滞在を許可されている身分で
病気を持ち込むのは申し訳ない。そしてオットーさんは色々と面白い人ですが、
遊びで観光旅行してドイツに再入国できないとなると、
さすがに社会人としてはどうなんだろうか。それを敢行した妻ってどうなんだろうか…。

と、いうわけで、予防接種を受けに行きました。前置き長いですね。

予防接種を受けに行ったのは、前出ハイデルベルク大学の熱帯医学研究所。
うわさ通り、予約は必要ありません。

入り口。
このそばに医学部の学食(Mensa)があります。

受付で予防接種を受けたい(そういう人しかいないと思いますが…)と申し出て、
問診表のようなものをもらいます。

あいにく全てドイツ語ですが、名前や住所、予防接種の種類など、
予め自分で分かるところは記入しておき、番号を呼ばれるのを待ちます。

番号を呼ばれていくと、まずは先生とのカウンセリング。
さすがにドイツ語ではまだ難しいので、英語でお願いしました。
先生はマンハイム出身だそうですが、フィリピンを中心として東南アジア
・熱帯地域にいたこともあるそうで、色々とお詳しい。

当初目的のケニア行きのための黄熱病の予防接種はもちろんのこと、
マラリアの予防薬(MARALONE)の処方箋を書いてもらいました。

が、この日はこれで終わるわけもなく、ついでに他の予防接種も受けさせられました。
結果、

オットーさんは黄熱病+A型肝炎の1回目、MMR(おたふく・風疹・麻疹の混合)、
私は黄熱病+MMR、ポリオ(A・B型肝炎と破傷風は昔接種済みだったので
打たずに済みました)。

この他に、ジフテリア(オットーさんは+ポリオ、破傷風)も受ける必要があったのですが、
お薬がないとのことで、翌週に持ち越しになりました。
初回はカウンセリング代(24.47ユーロ×2)と各種予防接種で総額250ユーロほどでした。
決して安くはありませんが、MMRで約45ユーロ/人、黄熱病は約35ユーロ/人だったため、
日本で接種するよりはだいぶ安価かと思いました。

カウンセリングでは、ドイツと比べていかに日本の予防接種の数が少なく、
また心理的な抵抗が大きいかについて説明を受けました。
日本で一時期予防接種を受けない機運が高まっていたことを
少しは知っているつもりでしたが、ドイツ人からするとびっくりなくらい
予防接種を受けないらしいです。。
保険も使えるし、ドイツにいる間に受けて行きなよ~と強く勧められました。

ただ、多分今でも日本で予防接種している日本脳炎は、
「もういいんじゃない?」というくらい根絶に成功しているはずだそうです。

心配していた筋肉注射は、びっくりするくらい長い針(4cmくらいあったよ…)にも関わらず、
あまり強い痛みもなく、オットーさんに至っては刺さった瞬間にぷちっとしたくらいという
軽い痛みで済みました…。

イエローカードデビューしました。
今後も大切に取り扱いたいと思います…。

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2013年10月3日木曜日

ドイツのラーメン屋さん巡り

今日、10月3日はドイツ統一の日(Tag der Deutschen Einheit)。
ちょうど授業でもそのあたりに触れたところです。
東西ドイツの再統一を記念した日です。
毎年イベントがあるようですが、今年はシュツットガルト。

私の学校の先生は西ドイツ、オーストリア、ドイツ語圏外のいずれか出身のようです。
東西ドイツ統一に対して、一般的にドイツ人がどう考えいるのか聞いてみたいものですが、
ちょっと繊細な問題かな~と思うと、もう少し自分でちゃんと調べてからの方が
失礼なく深い話が聞けそうです。

さて、そんな記念日な日に全く緊張感ない話ですが、
麺好きの人というのは、どうやら定期的にラーメンが食べたくなる模様です。
私は一皿でずーっと同じ味を食べなければいけないのがあまり好きではないので、
日本でもドイツでもそんなに食べたいと思わないのですが、
オットーさんは割合ラーメンやつけ麺が好きなようで、たまに恋しくなるようです。

今日の晩御飯はマレーシアで調達した日清ラーメン(トムヤムクン味)だったので、
ドイツに来てから食べたラーメン思い出(?)をまとめました。

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麺処 匠 二代目
デュッセルドルフにあるラーメン屋さんです。
デュッセルドルフはハイデルベルクから車で2時間半ほど。
渡独して2週間くらいの時にオットーさんの会社の方がデュッセルドルフに行くことになり、
一緒に連れて行ってもらいました。噂のデュッセルドルフを見られて面白かったです。

ホテルニッコー前にお店(一代目といえばいいのかしら?)がありますが、
この日は改装中か何かで開いていなかったため、歩いて二代目へ行きました。

記憶が遠くになりすぎていますが、確か、注文したのは赤丸ラーメン。
味は…えーと、美味しかったです。すみません、違いが分からないのです。
麺はちょっと太めだったかしら?
HPによると10.8ユーロとのこと。
ぶれてるところに関心の高低が…。汗。

オットーさんは豚骨ラーメンと餃子定食を頼んでいました。美味しかったそうです。
(↑違いが分からない夫婦)
手前が豚骨ラーメン8.8ユーロ。
奥が餃子定食10.8ユーロ。
デュッセルドルフは日本人が多いだけあって、街中も店内も日本風。
ラーメン屋さんも、実際に行った二代目のお店のそばに別のお店(NA NI WA)という
お店があります。

ちなみにHPを見てみると、匠は日本語メイン、NA NI WAはドイツ語。ふむ…。

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【麺処 匠 二代目】
 営業時間  月曜日 ~ 日曜日 12:00 – 22:00 (←休みなし Σ(゚ロ゚;)?)
 住所     Ost Str.51 40210 DÜSSELDORF
 電話     +49(0)21193654643
 行き方   DüsseldorfのHauptbanhofからトラム707番、Klosterstraße下車 または
        同じくDüsseldorfのHauptbanhofからU-Bahn74番でOststraße下車、徒歩4分。
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■無垢
フランクフルトにあるラーメン屋さんです。
オットーさんの会社の先輩もたまに行くらしいです。
ハイデルベルクからフランクフルト市内までは車で1時間程度の距離です。
列車でも1時間くらいですが、少し駅から離れたところにあるようなので、
駅からはトラムに乗った方がいいかもしれません。
車で行った時は、停める場所を探すのが大変かも。

頼んだのは焦がし味噌ラーメン(だった気がする)。
お店のおススメメニューだったかと思います。
味は…えーと、美味しかったです。やっぱり違いが分かりません…。
あ、でも、匠でもこちらでも違和感なく食べられたということは、
日本と同じくらいの品質なんだと思います。

奥に器がちらっと写っているのが焦がし味噌ラーメンだったと思います。
この写真はオットーさん提供ですが、何ラーメンだったか覚えていない…。
有用性ゼロの情報ですみません。

この他に、餃子とズッキーニの辛子和えも注文しました。
ズッキーニの辛子和えは粒マスタードを使っていたのですがなかなか美味しく、
家でもたまに真似しています。

まだHPはないようですが、トリップアドバイザーや、こちらのブログに詳しいかと。

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【無垢】
 営業時間 平日・日曜日 18:00-23:00、 土曜日12:00-14:30 18:00-23:00、 月曜日休み
 住所     Dreieichstrasse 7, Frankfurt
 電話     +49(0)69 4844 5153
 行き方   トラムの14番または18番でFrankensteiner Platz下車。目の前です。
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夢谷
こちらもフランクフルトにあるお店。
日本の総領事館があるビルからそんなに遠くない場所にあります。

頼んだのはチリタンタンメン(オットーさん)と醤油ラーメン(私)と
単品のチャーシュー、餃子でした。

オットーさん提供写真。8.9ユーロだったかな? 極めて日本っぽいです。

味は…えーと、(略)。
ただ、こちらのお店の麺は、匠や無垢に比べて細く、
日本で売っている生ラーメンや、学食のラーメンっぽい印象でした。
チャーシューがなかなか美味しかったですが、餃子を食べたオットーさんによると、
「家で食べる味の素の冷凍餃子の方が好みである」だそうでした。
偶然なのか、お店の中に油っぽい臭いが充満していて、
17時間超のフライト直後に行ったのはちょっときつかったです。。

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【夢谷】
 営業時間  月曜日~金曜日 12:00-14:30、18:00-23:00 土曜日12:00-15:00 18:00-23:00、
         日曜日休み
 住所     Bettinastrasse 62, 60325 Frankfurt am Main
 電話     +49(0)69 74 74 56 60

 行き方   フランクフルト中央駅より地下鉄U-4で1駅。
        Festhalle / Messe 駅にて下車。徒歩約3分。
        徒歩だと中央駅より徒歩約15分だそうです。
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既に3軒もラーメン屋さんを開拓(?)しました。
日本では、たまにオットーさんに教えてもらったお店に行くくらい
&実家近くの昔ながらの中華屋さんは、時折急に食べたくなりましたが…。

ドイツに来てから行ってみたラーメン屋さんは、どこもハイデルベルクからは
少し距離があります。ハイデルベルク周辺には割合大きな会社や研究所があり、
日本人もそれなりにいるので、ラーメン屋さんがあったら儲かるだろうにな~と思いますが、
ありません。お寿司屋さんは結構あるのですが、ラーメン屋さんは来ないのですかね。

儲かりそうといえば、餃子の王将も儲かりそうですが、海外は中国しかお店がないようです。
餃子なら、ドイツにもマウルタッシェンという餃子に似た食べ物があるので
比較的受け入れやすそうだし、ビールに合うし、ドイツで材料も調達できそうですが、
なかなか難しいんですかね~。

再びオットーさん提供写真。
麺処 匠 一代目(本店?)のだそうです。詳細不明。

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ケニアの旅 1/8 旅の計画(航空券、代理店)編


ドイツ滞在の備忘録を作ろうと思って始めたブログなのに、
ドイツ以外に行った旅行の記事ばかりが続く今日この頃。
決して旅行ばかりをしているわけではありませんが、何といっても、忘れる前に記録…。
ほんと、何でも溜めるもんじゃないですね。

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8月に空港炎上、9月にはショッピングモールでのテロ事件があったケニアはナイロビ。
偶然、事件の合間を縫う形で旅行に行ってきました。

ドイツにいるのに、なぜケニア…といいますと、
学生時代の友人が、この地で働く旦那さんに帯同しているので会うため
&折角なのでサファリで野生動物を見るためです。

別口でガーナでお仕事をしている友人もいるので、
いつかは会いに行きたいのですが、日本からだと、アフリカはなにせ遠い!!

が…ヨーロッパからも遠かったです。
というのも、旅好きなドイツ人のために、フランクフルトから
モンバサ(ケニアの海岸沿いリゾート地)へは直行便があるのですが、
ナイロビまではヨーロッパのどこかまたは中東で乗り換えが必要だったのです。

が、それは仕方ないので、なるべく安価で乗り継ぎの良い安心できるフライトを探しました。

なお、今回使用したのはKLM+ケニア航空の共同運航便。
Sky Scannerで探したのですが、あまり都合が良いチケットがなく、結局はドイツの(?)
swoodooというサイトで探しました。

6月下旬に入ってからぼちぼちフライトを探し始め、
7月に入ってから決めたような記憶が(おぼろげに)あります。
価格はフランクフルト-ナイロビ往復(アムステルダム経由)で一人800ユーロくらい。
ケニア観光は9-10月がハイシーズンだそうなので、比較的安かったかもしれません。

次に、旅行代理店。
6月中旬に紹介を受け、見積もり依頼を出して1週間くらいで決めました。
今回の旅ではナイロビ市内はもちろんのこと、ケニア国内のサファリも回りたいと
思っていました。

治安、現地情報、車の運転技術と知識…どれを考えても
(+どんなにネット情報を探しても!)自分たちで運転するのは現実的ではないので、
空港ピックアップから帰国日までの全行程の車&ドライバーさんを手配してもらうために、
旅行代理店を選びました。

現地の友人から紹介してもらったのは以下の2法人。
  • ホワイトライオン(HPなし)
  • DoDo World

どちらも日本人の方がやっているのですが、前者はほぼお一人で切り盛りしているようで、
とにかく忙しい模様。コンタクトが取りやすかったこともあり、
今回はDoDo Worldさんでお願いしました。

この他にも現地手配可能・日本語可の代理店さんはいくつかあるようですが、
DoDo Worldさんは大変丁寧に対応してくださったり、色々と相談に乗ってくださったこともあり、
もし次に行く方がいたらおススメしたいです♪

さて、無事に代理店も選び、旅程が決まったのは7月末。
費用をケニアの銀行に振り込んだあたりで母の旅が始まり、
準備はしばらくお預けになりました。

DoDo WorldさんにもらったTシャツとステッカー
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