訪ねてコインブラ(Coimbra)へ。
コインブラはポルトから1時間半ほどです。
この日も、サン・ベント駅からカンパニャン駅に移動し、高速鉄道でコインブラへ。
この列車の車内では、インターネットはありませんでした。リスボンへの列車に比べると、
若干車内がせまい感じがしましたが、それでも快適。
コインブラでは、コインブラB(Coimbra B)駅に着きます。最近はこちらがメイン駅の模様。
鉄道を乗り換えて、コインブラ市内にあるコインブラ駅(Coimbra)に向かいました。
どうやらかなり時刻に正確なポルトガルの高速鉄道…。
予定よりもだいぶ先に着いたので、知人に会う前に昼食を済ませました。
何でも載ってる(?)地球の歩き方でも紹介されていた
アデガ・パソ・ド・コンデ(Restaurante Adega Paço Do Conde)に行きました。
通りは若干寂れ気味で心配になります… |
ここまで一度も食べられなかった、カルド・ベルデ(Caldo Verde)という
縮緬キャベツのスープにやっと出会えました。オットーさんはエビのスープ。
縮緬キャベツ♪♪ |
見るからに濃厚なエビのスープ。 |
更に、イカの炭火焼とエビのアローシュ。
このイカは、「ショコ」というそうな。。 コリアンダーのたっぷりはいったオリーブオイルをかけて食べます。美味!! |
お一人様サイズのアローシュ。 小さく見えますが、結構入ってます。。 |
昼食後は知人と合流して、コインブラを散策しました。
アルメディーナ門。大通りから入ったところ。 既にかなりの坂道ですが、知人の通学路とのこと…。 |
アズレージョが美しい食器のお土産屋さん。 |
旧カテドラル。坂道です…。 |
コインブラ大学は、スペインのサラマンカ大学に次いで世界で2番目に古い大学だそうです。
街全体が丘の上にあり、大学は一番上にあります。
左側にジョアニア図書館・新カテドラル、正面に時計塔・ラテン回廊。 |
お天気良かった~ |
コインブラ大学の見どころの一つはジョアニア図書館(Biblioteca Joania)。
内部の写真は撮影禁止なのでありませんが、一見の価値ありではないかと思います。
有名な金泥細工はもちろん、書架や天井の細かな装飾も繊細で豪奢な雰囲気でした。
ここは、本につく虫を、夜な夜なコウモリが訪れて食べていくそうな。
ジョアニア図書館の入り口前で。 |
ジョアニア図書館の扉の鍵。 |
黒いマント&スーツの学生さんはコインブラ名物らしいです。
留学中の知人によると、マントを身に着ける時は、
下に着る服も黒のスーツでなくてはいけないそうです。
マントなしの私服でも、もちろん良いそうですが、コインブラの街並みの中、
黒いマントで颯爽と歩くのは何だかとても素敵。
夏物・冬物があるわけではないし、重たいものなので、着ると大変だそうです。
旧大学には、他にも教会(新カテドラル)や、今でも博士号の審査等で
使われることのある講堂(帽子の間)等も見学できるようになっていました。
大学から街を見下ろしたところ。目の前の黄色い建物は旧カテドラル。 |
趣深いこの建物は、化学系学部の実験棟だそうです。
博物館と言われたら納得してしまいそう。。 |
ひとしきり歩いた後は、大学から街に降りて、アルメディナ門の目の前にある、
知人お勧めのパステル・デ・ナタのお店に行きました。
下山中。 |
知人曰く、
ベレンのパステル・デ・ナタに負けないくらい…いや、それより美味しい! (`・ω・´)キリッ
店名も定かでないけれど、こみこみです。 |
チョコラータ?だったかな? とパステル・デ・ナタ。 |
おいしい~ ヽ(゚∀゚)ノヽ(゚∀゚)ノヽ(゚∀゚)ノ
一緒に頼んだ濃厚なチョコレートも、甘すぎず、意外なハーモニー (*´ω`*)
ベレンのものと同じくらいパリパリの皮でした。こちらのお店のカスタードクリームは、
オレンジピールかレモンが入っているようで、ほのかな爽やかさもありました。
ベレンの、素朴かつ無駄のないパステル・デ・ナタも大変美味しく…甲乙つけがたいです。
ここはぜひ食べ比べをしたいところですが、焼き立てが一番なので、実現は難しいかと。。
のんびりお茶をした後は、世界遺産の街並みを眺めながらコインブラB駅へ歩きました。
こんぺいとうの原型、コンフェイト (Confeito) 。 |
街路樹がオレンジの木。さすが。 |
案内をしてくれた知人は、ポルトガルのことはもちろん、
コインブラのことをとてもよく勉強していてすごいなぁと思いました。
私も、もう少しちゃんとハイデルベルクのことを勉強せねば、
と心を新たにしました(ひと月前の話ですが…ふふふ…)。
→ その他写真に続く