2014年4月15日火曜日

かわいいドレスとガーナの友人について思うこと

今週は少し肌寒いハイデルベルク。
先週までが、暖か過ぎる春だったようなので、もしかすると、
今週の方がいつも通りの気温なのかもしれません。。
うー。でも、暖かい方が、やっぱり嬉しい。。

春物のお洋服は色が明るく、見ているだけでも楽しいなぁと思います。
さすがに毎シーズン、全て新しいものを毎年買うような年頃ではなくなりましたが、
明るい色のお洋服は、やっぱり見ていてウキウキします。

春カラーの三人。
おばあちゃんからお孫さんまでの三世代でしょうか。。
趣味は「色」だそうです。

ハイデルベルクで見かけるこども服はとてもかわいいものが多く、
ついつい足を止めてしまいます。
我が家はこどもがいないので、誰かへのお祝い等で買うくらいですが、
とりわけ女の子のドレスはほんとうにかわいい!

ドイツのこども服は170サイズくらいまであるので、あわよくば私も…と、
以前はこども服売り場を覗いてみたりもしましたが、
「すみませんでした」と言いたくなるようなかわいらしいドレスばかりです。

写真はイギリス発のMONSOONというブランドだそうで、大人用もあるようですが、
いつも見かけるお店ではこども用だけのようです。

左側の赤いドレスは、スカートの中にパニエが入ってて、ふわふわ~
それぞれに合う靴やカバンの用意もあります。

左側はジャンプスーツ。オトナ~
パステルカラーのドレスもかわいい♪

お店でラベルを見ていて知ったのですが、
エシカルトレーディング(Ethical trading)に取り組んでいる会社のようでした。
Ethical tradingとは、従来の利益追求を第一義的な目的とするのではなく、
生産者にも配慮した流通を試みる取り組みです(参照:Ethical Trading Initiative HP
MONSOONの場合だと、名前にちなんでアジアモンスーン地域が中心的な対象のようです。

日本でも有名なところだと、Starbucksのフェアトレードコーヒー豆の取り組みや、
The Body Shop、日本発のHasuna(ジュエリー)等でしょうか。

どの企業も、「エシカル」なだけではなく、品質で十分に市場競争力のある商品を
持っているところがすごいな、と思います。

道徳的に考えた上で、環境に配慮したものや社会貢献に寄与する物を購入し、
使い続けるのはもちろん素晴らしい行為だと思います。
ただ、もし、それが普通の商品と比べて使い勝手が悪かったり、
価格にそぐわない低品質だったりしたら、たとえスタートやアイデアが
良いものだったとしても、長続きしない可能性が高いのではないでしょうか。
また、市場競争力に欠ける商品を開発し、販売するというのは、
企業にとっては、あまり魅力的ではないのでは。。

でも、もし、お友達のお嬢さんにプレゼントしたくなってしまうような素敵なドレスや、
一息つく時に飲みたくなるようなコーヒーが、それらを手に入れると同時に、
ちょっと世の中にいい事ができそうなことだったら、
気軽に手が伸ばせるんじゃないかなと思ったり。

珍しくまじめに、自分も嬉しくて、作った人も嬉しくなるっていいよね~と
ぼーっと考えていたら、ふと、ガーナで起業して頑張っている友人のことを思い出しました
(まぁ1週間に1回くらいは常に思いだしているんですが)。

彼女は、日本で就職・退職した後に、友人のつてを頼ってガーナに行きました。
最初はNGOで、その次は自分で会社を作って、
今はガーナのシアバター(大変良質でございます)や
ボルガバスケット(ドイツでもよく見かけます)等の生産・輸入業や
現地でコンサルタントとして働いています。 → 左上のリンクにあるDaSViAです♪
                             特にこの記事は読みごたえあり

帰国して、会う度に言っていたのが、「ちゃんと魅力的なものを作りたい」
(と、記憶しています。間違ってたらゴメン~!)。

常識も、気候も、暮らしぶりも異なるガーナで、まったくのゼロから、
日本の消費者に魅力的に映る商品づくり…すごくワクワクするチャレンジだけれど、
それはそれは大変なことだと思います。

でも、確実に道を進んでいて、日本のデパートに卸したり、最近は、
アクラ(ガーナの首都)のゲーテ・インスティトゥートで即売会もやったりしている模様です。
何故ゲーテ・インスティトゥート!? と、不思議なドイツとの縁にびっくりですが、
何だか嬉しくなってしまいました。

今年の夏か、秋の初めには、
もしかしたらドイツにビールを飲みに立ち寄ってくれるかもしれないので、楽しみです。
(でも、ガーナも行きたい)

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